被害にあったとき

私たちは、性暴力を「本人の意思に反した性的な言動」と定義しています。あなたの本当の同意がない性的な言葉や行動は、すべて「性暴力」です。あなたの意思を尊重します。まずは相談してください。

  • いやらしい言葉をあびせられる
  • ハダカの写真や動画を撮られる、送るように言われる
  • 性器を見せるように言われる(見せられる)
  • からだをさわられる(さわらせる)
  • 盗撮される
  • レイプなど
  • よく知ってる人
    • 友達、先輩・後輩
    • 好きな人、付き合ってる人
    • 家族、親戚
    • 先生、コーチ、近所の人、職場の同僚、上司、など
  • はじめて会った人
  • 全然知らない人
  • 脅される、暴力を振るわれる、無理やりされる。
  • あなたが望んでいないこと、思ってもいなかったこと。
  • 自分の気持ちとあっていないこと。
  • イヤと言いにくく、しかたなく応じたこと

これらがすべて性暴力です。誰であっても相手の行動が間違っています。

責任は、傷つけた側、性暴力をふるった側にあります。あなたは、かけがえのない大切な存在です。

いま心配なことは?

体のことが心配

病院でできること

私たちは兵庫県立尼崎総合医療センターと連携し、被害にあった方が安心して診察・治療をうけられるようサポートしています。

希望があれば、どうしたいかを話し合ったり、診察に付き添って医師の説明などを一緒に聞くこともできます。


ホットラインに連絡してください
Tel.06-6480-1155

開設時間 月曜日〜金曜日 9:30〜16:30(祝休日 年末年始除く)

サポートパック

最初の診察料(緊急避妊ピル・検査など)やカウンセリング費用を一部助成するサポートパック制度があります。
対象は、支援センター・ひょうごに相談した人など条件があります

体のことが心配

セックス(性行為)により感染する病気のことです。

感染しても症状がでず、気づかないこともあります。心配があれば検査をしてきちんと治療すればだいじょうぶ。

性感染症には、どんなものがあるのか?

  • おりものを調べてわかる病気
    クラジミア感染症・淋菌感染症・・・・・・
  • 血液を調べてわかる病気
    梅毒・HIV感染症/エイズ・B型肝炎・C型肝炎など。

いつ調べるの?

  • 初診時
  • 被害があった日から2週間後:おりもの検査
  • 被害があった日から8週間後:血液検査


緊急避妊

被害から72時間以内に緊急避妊薬1錠を1回だけのみます。

緊急避妊ピルの服用によりほとんどの場合は妊娠を避けられます。ただし、つぎの生理まではセックスしないこと。72時間を過ぎても5日以内であればIUD(子宮内避妊具)を用いた避妊の方法もあります。

性暴力被害者のためのお役立ち情報動画で知ろう!

『アフターピルについて』

性暴力を許さない女の会さんが作成した動画を、許可を得て転載しています。
緊急避妊薬(アフターピル)について、事前に知っておくと安心な情報を解説しています。


こころへの影響が心配

とても怖いこと、つらいこと、自分ではどうにもできなかったことを体験したり、目撃したりすると、誰でも、こころやからだ、考えや行動に影響が現れます。

セルフチェックセルフチェックの最後に「ひとりでできるリラックス法」を紹介しています。

こんな「こころ」の変化はありませんか

落ちこんで、気持が暗くなる

かってに涙がでてくる

楽しい気持が感じられない

悲しい気持が感じられない

イライラする、ムカムカする

こわくなってビクビクしてしまう

また悪いことが起こりそうでこわくなる


こんな「考え」が浮かんできませんか

だれも信用できない

自分のせいでこんなことが起きた

できごとのこわい場面を急に思い出す

思い出せない

なにをやっても、ムダだと思う

自分なんて生きていてもしかたがない

こわい場面がずっと頭からはなれない


こんな「行動」はありませんか

なにもやる気がしない

勉強・仕事に集中できない

人にあたったり、物をこわしたくなる

友だちと遊べなくなった

誰でもいいからそばにいてほしい

学校・職場に行けない

そわそわしてじっとしていられない

ひとりでいるのがこわくなる

人に会いたくない

自分より小さいもの(たとえばペットとか)をいじめたくなる

本当はいやでも、友だちのいうことを何でもきいてしまう


こんな「からだ」の変化はありませんか

なかなか眠れない

ぐっすり寝た気がしない

ごはんが食べられない

なんとなく身体からだがだるい

頭やおなかが痛い

寝ていてもなんども目がさめる

朝、起きられない

食べると気持悪わるくなる

息苦しい

身体がかゆい、ぶつぶつができる


ひとりでできるリラックス法 影響があらわれると体も心も、より緊張することがあります。
一人でできるリラックス法を4つご紹介します。
1〜4の順にする必要はありません。自分にあった方法を選んでください。
絵と説明を参考にして、いつでもどこでもリラックス。


息をゆっくりと吐いてみよう

少しだけ息を吸ってから、ゆっくりと長く静かに息を吐いていきます。何度かくりかえすと落ち着いた気もちになります。

指でトントントンとやってみよう

目のまわり(目の横や下)を手の指でかるくやさしくトントントンとたたいてみます。自分の気にいったリズムでしばらくくりかえすと落ち着いてきます。

からだを一気にゆるめよう

手のひらをぎゅっと握ってからだ全体に力をいれたら、一気にその力を抜きましょう。何度かくりかえすと、からだがじんわりあたたまってほぐれます。

心の中で「だいじょうぶ」と言ってみよう

右手でげんこつをつくって、心臓の上のあたりを軽くなでながら、心の中で「だいじょうぶ」と言ってみましょう。リラックス法をやりながら、心の中で「だいじょうぶ」とくりかえして言ってみるのもいいです。だんだん落ち着いた気もちになっていきます。

※しんどい症状が一ヶ月以上続くときには専門機関に相談してください。

償わせたい・謝ってほしい、捕まえてほしい

相手に償わせたい・謝ってほしい

相手に償わせたい・謝ってほしいときは、安全が確認できない限り1人で対応するのは控えましょう。まず、弁護士に相談してみてください。

私たちは兵庫県弁護士会と連携しています。

性暴力被害者支援センター・ひょうごにまずはお電話ください。相手に何を求めたいか、不安なことなど、一緒に整理します。

兵庫県弁護士会犯罪被害者支援委員会に直接、問い合わせ・お申込みもできます。お住まいの市町にある男女共同参画センター(女性センター)に無料法律相談が開設されているところがあります(女性のみ対象の場合がありますので、当該の男女共同参画センター(女性センター)に直接、問い合わせてください)。

相手を捕まえてほしい

相手を捕まえてほしいときは、警察に相談する必要があります。

警察へのご相談は....

性犯罪被害110番 #8103

1人で連絡するのが心細いときなど、性暴力被害者支援センター・ひょうごにまずはお電話ください。迷っていること、不安なことなどを整理します。警察へ連絡する時に何をどう伝えればいいかなど一緒に考えることができます。

性暴力被害者のためのお役立ち情報動画で知ろう!

『どこの警察に行けばいい?』

性暴力を許さない女の会さんが作成した動画を、許可を得て転載しています。
警察に相談したいと思った時、事前に知っておくと安心な情報を解説しています。